昨日は完全にインフルエンザだと思ったけれど、いまだに熱は上がっていない。日曜日に感染したとすれば、もう症状は出ているだろう。しかし熱っぽいのは事実。ならばただの風邪か。インフルエンザといえば、「インフル」と略していうのは大嫌いだ。
ラウドネスのギタリスト、高崎晃のブログに「ラウドネスのレコーディングに向けて、曲作りの毎日です」と書いてあったから、樋口さんが亡くなったばかりなのに――と思って読んでいたら、その前の記事にこう書いてあった。
樋口っつぁんが亡くなったショックがでか過ぎて、まだまだ立ち直れませんが、ライヴとラウドネスのニューアルバムの制作を目指して頑張って曲を書き始めました。次のアルバムは、樋口宗孝が残した偉大なリズム、ビート、サウンドを駆使して一枚のアルバムを創るつもりです。膨大な数のデータから、最高のサウンドを引き出し、自分達の創造する新しいリフとリズム、それにメロディと歌詞を合体させて、ラウドネスのニューアルバムを2月からレコーディングします。樋口宗孝のグルーヴを最大限に生かせるよう、ラウドネスらしいラウドネスのリフを毎日作ってます。樋口っつぁんが生きてたら、きっと「もっとハードにしようや」「ヘヴィさ足りんちゃう?」など想定しながら、ものごっついロックな作品を創るよう、いつも心掛けて曲を書いてます。
目頭が熱くなった。樋口宗孝はラウドネスのドラマーとしていまだ健在なのだ。次のアルバムを心待ちにしたい。
多くの日本人は英語を勉強し、ビルボード・チャートの音楽を聴き、ハリウッドの映画を見ているから、アメリカのことはよく知っていると思っているかもしれない。だけど町山智浩『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(08年、文藝春秋)を読めば、いかに「知ってるつもり」かがわかるだろう。幽霊の正体見たり枯れ尾花。タイトルは比喩でも誇張でも冗談でもない。これが帝国の実情なのだ。テレビや雑誌では教えてくれないアメリカの正体を知るには最高のテキストだろう。おすすめ。