ヘヴィメタルの歴史

先日レビューを書いたスリップノットの4thアルバム『ALL HOPE IS GONE』が、オリコン洋楽チャートで1位、総合チャートでは安室奈美恵のベスト・アルバム『BEST FICTION』に次いで2位だったそうだ。スリップノットが売れてるのか、他が売れてないのか。ちなみに4位にはデトロイト・メタル・シティ『魔界遊戯 ~for the movie~』、9位にはドラゴンフォース『ウルトラ・ビートダウン』が入っている。ひょっとして日本にもようやくヘヴィメタル・ブームがやってきたんじゃないか? まあ、「デトロイト・メタル・シティ」はパロディだけど。

魔獣の鋼鉄黙示録――ヘビーメタル全史

イアン・クライスト『魔獣の鋼鉄黙示録——ヘビーメタル全史』(早川書房、08年)を読了。600ページもある大部の本だったので読むのに時間がかかってしまった。タイトルを見て解るとおり、ヘヴィメタルの歴史を綴ったもの。ヘヴィメタルの歴史はいうまでもなくブラック・サバスから幕を開ける。ジューダス・プリーストらがジャンルとして完成させ、アメリカへ。それをメタリカが普及させていく。本書の時代区分は以下。

1970年代 ハードロック
1978年~82年 NWOBHM
1983年~87年 クラシックメタル
1982年~85年 パワーメタル
1985年~88年 スラッシュメタル
1987年~92年 グラムメタル
1988年~94年 グラインドコア&デスメタル
1989年~93年 オルタナティブメタル&グランジ
1989年~93年 スプラッシュメタル&アバンギャルド
1996年~現在 ニューメタル&その他

僕がメタルを聴きはじめたのはこれでいうとグラムメタルあたり。ポイズンとかウォレントとかシンデレラとか、あー、いたなー、そういうの――みたいな。で、日本だとメタルというとマニアだけの音楽で、すでに時代遅れのジャンルだと思われているが、この日記で何度も書いているように、欧米ではメタルは一貫して売れ続けているし、ここ数年はメタル・ブームといってもいい。時代遅れどころか、最先端のジャンルなのだ。このことは日本にいると実感できないが、本書を読むとよく解る。ヘヴィメタルの歴史のなかで社会との軋轢や摩擦はたくさんあったけど、数多くのバンドとファンがこのジャンルを愛し、今にちのブームがあるのだ。ダサいだの古いだの言われるが、僕はこのジャンルを継承していきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です