ベイビー,フライ・アウェイ

アフガニスタンでペシャワール会のスタッフとして活動していた伊藤さんが誘拐された事件は、遺体が発見されれという最悪の結果になったが、このことは海外で日本人が殺害されたということ以上に大きな意味を持っている。アフガニスタンやそのほかの紛争地域にたいして僕らができることはなんなのか。これまでは、軍隊を送ることはかならずしも良いことではないし危険を伴うが、平和的な草の根の活動は現地の人に感謝されるし武装勢力は手出しをしない――と、なんとなく思っていた。だけど、それは幻想だった。なにをしていたって殺されるのだ。ならば、僕らにできることは“完全撤退”しかない。見て見ぬふりをして、だんまりを決め込むのだ。だからあとは、逃げてくれ。

Baby Baby, why don’t you fly away?
こんな世界から抜け出して
Baby Baby, why don’t you keep the eyes?
明日への光を消さないで
Sorry, cannot take you far away, so baby, fly away

ベイビー、逃げようぜ
こんな世界から抜け出して
ベイビー、諦めるなよ
明日への光を消さないで
俺はおまえを連れて行けないから、すまん、逃げてくれ

「Baby, fly away」2002年、作詞・作曲/吉田真吾

「ベイビー,フライ・アウェイ」は2001年の911テロ後、アメリカによるアフガニスタン侵攻での兵士の無力さを嘆いた歌だ。あのときから世界はなにも変わっていない。

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