金沢らしけりゃいいのか

「金沢創造都市会議」とやらが昨日閉幕。これは金沢らしい都市づくりを考えるもので、第4回となる今回は、2014年度末に予定されている北陸新幹線金沢開業に向け、ストロー現象と都市間競争に勝つためにはどうすればいいかが話し合われたらしい。北国新聞の記事によると、会議の中心である金沢経済同友会によってこれまでも旧町名復活やふるさと教育の推進、世界遺産登録運動など数々の提言が行われ、着実に成果を上げているという。「これからも金沢の魅力づけが大事であり、さまざまな施策の積み重ねが必要だと指摘」した――と。こういう話になると必ず「金沢らしさ」ってことがいわれるんだけど、金沢がらしくなったとして、はたして魅力的なのか、ということについてはまったく問われない。旧町名を復活させたり、やふるさと教育を推進することは、金沢をらしくするかもしれないが、どうして魅力づけになるのか。これらの提言にはまったく危機感が感じられないのだ。いま問うべきなのは、人を呼び込むためには、《金沢らしくない》施策も必要なのではないか――ということだろう。加賀百万石の伝統と文化だなんだと悠長なことをいっている場合じゃないはずだ。

サージ・タンキアン『エレクト・ザ・デッド』(07年)を聴く。サージはシステム・オブ・ア・ダウン(以後、SOAD)のボーカリスト。以前にセラートというバンドとしてアルバムを出したことはあるが、ソロ名義としてはこれ初となる。SOADは僕のいまもっとも好きなバンドなんだが、現在は活動休止中で、再開のメドは立っていないらしい。しょうがないからサージのソロ・アルバムで我慢するか――というノリで聴いてみたんだけど、あまりに良くて興奮メータが振り切れた。セラートは聴いてないんだけど、SOADとはまったく違って、民族音楽だとなにかに書いてあったから、それ系だと勝手に思っていたら大間違い。なんてことはない、SOADだったのだ。もちろんメンバーは違うから違うんだけど、これでいいわ――というくらいSOADだった。ただ、これはあくまで僕のSOAD感だから、これのどこがSOADじゃ!という人もいるだろう。まあ、いずれにしてもこれはSOADじゃないわけで、サージ・タンキアンのソロ作品として聴かなくちゃいけないんだけど。かなりツボ。今年のベストはこれに決めた。

「金沢らしけりゃいいのか」への3件のフィードバック

  1. サージがソロで新譜出したのは知ってたけどまだ聴いてない・・・。いつかは聴かなければならないと思って注目はしてるんですが最近CDショップすら行ってなくて。若い時は発売日目掛けて必ず手にしてたけど歳のせいですかねぇ、と独り言。それはそうとシステム・オブ・ア・ダウン⇒SOADという事すら知らなかった^^;私もファンでありながら恥ずかしい。

    金沢らしいの話、そういう観点もあるのだと「ハッ」と思いながら記事読んで同感。吉田さんのいつもの辛口好きだなー。これからもビシバシお願いします。ほぼ毎日ここにお邪魔してますので。

  2. システム・オブ・ア・ダウンがSOAD、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがRATM、レッド・ホット・チリ・ペッパーズがRHCPというのは基本ですよ室井さん!これからもご愛顧のほどを。

  3. ううっ!頭文字だけだとパッと見わからんもんだ。レッチリなんてパッと見DHCPの仲間かと思ってしまう・・・こちらこそよろしくです。

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