正月休みと経済小説

橘玲『マネーロンダリング』(幻冬社文庫)を読了、続いて池井戸潤『果つる底なき』(講談社文庫)を読みはじめる。テーマはちがうがどちらも経済小説。そういえば、去年の正月休みは幸田真音の経済小説を3冊ほど読んだ。経済小説なんて普段は滅多に読まないのだが、どういうわけか正月休みになると読みたくなるらしい。どうしてだろう。「正月→お年玉→経済」というつながりを思いついて、考えるのをやめた。自分がこんな単純回路で動いているなんて認めるわけにはいかない。『マネー~』は著者のデビュー作だが、とてもそうとは思えないほど巧妙なプロット、洗練された文章で、久しぶりに寸暇を惜しんで読んだ。『果つる~』も同じくデビュー作で、まだ半分ほどしか読んでいないが、ここまではまったくおもしろくない。文章も展開も稚拙。こういうのに当たるとしばらく小説から離れてしまうのだが、『マネー~』がその分おもしろかったので、この正月休みもあと何冊か経済小説を読むことになるだろう。

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