CCCD

先日エイベックスがCCCD(コピー・コントロールCD)の「弾力的な運用」を決定したが、それに続いてSME(ソニー・ミュージックエンターテイメント)もレーベルゲートCDの廃止を決定した。CCCDとは、CDのデータ部分に特殊なノイズを入れることでパソコンによる複製を防止したものだが、これによりより、コピーができないだけではなく、パソコンでは再生できなかったり、通常の音楽プレーヤーやDVDプレイヤーでも再生できなかったり、場合によっては機器が壊れることもある。で、このようなCD(規格外なので厳密にはCDとは呼べない)のパッケージにはちゃんと免責事項として、機器が壊れても一切の補償はしない、と書かれている。つまりは自己責任。CDのコピーを防ぎ販売数を伸ばすためには消費者のオーディオが壊れてもしょうがないということだ。このCCCDを最初に販売したのがエイベックスだった。で、これに続いて東芝EMI、ビクター、そしてSMEなど大手が次々に導入。現在では日本は著作権の規制に関して世界で最も厳しいと言われている。そんな先陣を切ったエイベックスやSMEがCCCDを減らそうとするのはなぜか。それはこの規制により、日本の音楽業界が世界から取り残されようとしているからだ。アメリカやヨーロッパではいま、音楽のダウンロード販売が急激に伸びている。アップルによる「iTunes Music Store」は、サービスの開始から1年ほどでダウンロード数が1億曲を突破したそうだ。ユーザーはインターネットで楽曲をダウンロードし、iPodに転送したりCD-Rに記録したりして音楽を楽しむ。こういう流れがあるなかで、日本では厳しすぎる規制のためにこのサービスを開始することができないのだ。で、結局、やめたと。プレスリリースにはもっともらしいことが書かれているが、ようはこっちよりあっちの方が儲かりそうだ、ということだ。まあ結果オーライなんだけど。

◆avexのプレスリリース http://www.avex.co.jp/j_site/press/2005/press040917.html
◆SMEのプレスリリース http://www.sme.co.jp/sme/pressrelease/20040930.html 

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