経済学は自由をどう解釈してきたか

間宮陽介『市場社会の思想史―「自由」をどう解釈するか』(中公新書、1999/03)を読了。経済学がどのようにして誕生し、どのような紆余曲折を経て発展してきたかを、「自由」というキーワードをめぐって辿った思想史。それぞれの理論が生まれた背景などにも言及されており、経済学物語とでも言うべきか、スラスラと読むことができた。こうやって概観すると、経済学というのは科学でありながら、その根底には人間と社会との関係に対する深い洞察があるんだってことがよく分かる。そこが物理学なんかと決定的に違うところなのだ。だからこそ深淵であり、かつ胡散臭いのだろう。良書。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です