炎太鼓

炎太鼓,金沢城公園で行われた「金沢城・兼六園四季物語」というイベントの「夏物語・太鼓の響き」を観てきた。2days 行われる1日目で、タイトルは「和と洋の融合~ドラム&和太鼓・和と洋のコラボレーション~」(ひどいネーミングだ)。県の記者発表には「世界的に有名なドラマー、マーティー・ブレイシーをゲストに迎え、炎太鼓との和と洋のコラボレーション」とある。「世界的に有名な」マーティ・ブレイシーを寡聞にして知らなかったので事前にネットで調べたら、「もんた&ブラザーズ」のメンバーとして活躍し、以後、多くの日本人アーティストと共演しているドラマーだってことが分かった。で、思ったんだけど、「世界的に有名」という宣伝文句は、本当に超メジャーな人でないならば、無名の人につけたほうが効果的なのだろう。たとえば、「世界的に有名なドラマー・加藤茶」はギャグでしかないが、「世界的に有名なドラマー・吉田真吾」なら、へえ、その筋にはそういう人がいるのか、ならいっぺん見てみてみるか、となるのではないか。べつにマーティー・ブレイシーにどうこう言うわけじゃないが、調べずに観たほうが楽しめたような気がする。それはさておき、はじめにマーティー・ブレイシーがプエルトリコ人だかなんだか忘れたが、外国人のベーシストと、そこらへんでエレクトーンの先生をやってるようなキーボードのお姉さんと、パーカッション担当の5歳くらいの息子と一緒に、アフリカンな曲調から日本の祭り風になって最後は「WAになっておどろう」になる意味不明の曲を演奏。バックに打ち込みのパーカッションが流れてたんだけど、それとベースの音がやたら大きくて、メインのはずのドラムがほとんど聞こえなかった。その後に炎太鼓が出てきてドラムと共演。コラボというか、炎太鼓の練習におジャマしたドラマーが隅っこのほうでジャマにならない程度に叩いている、みたいな感じだった。その後にドラムがはけて、炎太鼓だけのステージ。ドラム目当てで行ったんだけど、はじめて観る炎太鼓に感動してしまった。華奢な4人のお姉さんが力いっぱいドンドコドンドコ。僕があんなふうに叩いたらきっと3分ともたないだろう。「魂を込めた音」みたいな凡庸なコピーを付けたくなるような演奏にメロメロになっちゃったよ。和太鼓に転向しようかなッて真剣に考えた。その後に出演者がみんな出てきて大団円。最後は、それまで芝生に座っていた何百人のお客さんがステージの前に集まって、えらい盛り上がりだった。見終わって帰る人たちが口々に、すごかったね、また明日も来ようね、と言ってるのを耳にして、すごいことだなッて再び感動。いい演奏は誰が聴いてもいいし、また観たいと思うものなのだ。しっかし、ここまで一方が一方的に食われちゃう「コラボレーション」もめずらしい。あ、食われたのはマーティ・ブレイシーね。それだけ炎太鼓が良かったってこと。女装してメンバー募集に応募しようかな(注:浅野太鼓のHPによるとメンバーの条件は、女性(30才まで)、容姿端麗、太鼓が好きでプロとして活動したい方、白山市近郊に居住可能な方)。

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