Heavy and Metal

東京出張後半。クライアントとの打ち合わせ後、少し時間があったので話題のH&Mに行ってきた。オープン当初はすごい人だったらしいが、もう2週間くらい経つし、なんてったって今日は平日。混んではいるだろうけど――くらいに思っていたら、とんでもない行列だったのでひっくり返った。1000人以上いたんじゃないのか。並んでいたら明日になる。甘く見ていた。1年後にまた行こう。
◆H&M http://www.hm.com/jp/

文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)

筒井康隆『文学部唯野教授』(岩波現代文庫、00年)を読了。唯野教授は大学で文学を教えるかたわら、大学には内緒で雑誌に純文学を書いていたら、芥川賞候補になってしまい――。大学教員の馬鹿馬鹿しいキャンパスライフを描くスラップスティック・コメディでありながら、優れた文学批評理論の入門書でもあり、さらに読者を混乱させるメタ・フィクションでもあるという怪書。文学批評が何様か――。これは徹底的に文学批評をおちょくった小説なんだろう。唯野教授は批評家と小説家の二足の草鞋をはいているが、筒井によれば、こんなことは現実にはありえない。大学でまともに研究するためには研究以外の活動はご法度。小説家は理論なんて勉強したらなにも書けなくなってしまう。そもそも大学と文壇とは規範が異なるため、相容れないのだ。だけど、批評家と小説家は対等な関係ではない。小説なしには批評もクソもないからだ。にもかかわらず、批評家は小説家を馬鹿にする。なんなんだこれは――。本作はこんな簡単な作品ではないんだけど、そんなふうに読んだ。批評家がなんぼのもんじゃい。本作が書かれたのは20年も前だが、いまのように素人がブログであーだこーだ書いている状況をどのように思っているのだろうか。

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