「ずつ」と「づつ」

毎日々々気になってしょうがない。少しづつ、ちょっとづつ、1つづつ――。「づつ」は歴史的仮名遣い、正しい表記はもちろん「ずつ」。それなのに毎日あちこちで「づつ」を見かける。ためしにここの日記を検索してみたら、僕、島田さん、ひとみ姉さんは「ずつ」を使用し、高西さん、熊崎さんは「づつ」を使用していた。グーグルで検索すると「ずつ」と「づつ」の割合は約5対1。プライベートな日記ならまだしも、テレビのテロップや町の看板、雑誌や書籍でも見かけるから困ったものだ。このままだと「づつ」に実効支配されてしまうのではないかと不安で夜も寝られない。

マイルス・デイヴィス『バグス・グルーヴ』(54年作品)を聴く。ジャズ・ファンの間では「クリスマス・イブの喧嘩セッション」として知られるライブ演奏を収録した名盤だそうで。メンバーは、A面がピアノにセロニアス・モンク、ヴィブラフォンにミルト・ジャクソン、ベースにパーシー・ヒース、ドラムにケニー・クラーク、そしてトランペットにマイルス・デイヴィス、B面がセロニアス・モンクとミルト・ジャクソンに代わってテナー・サックスにソニー・ローリンズ、ピアノにホレス・シルバー。これも有名な人たちなんだろうが、セロニアス・モンク以外は名前すら聞いたことがない。で、なにが喧嘩かというと、マイルスがセロニアス・モンクに対して、俺がソロをやってるときはピアノを弾くな、と言ったことでいざこざがあったと。本当かどうかは知らないけど、たしかにマイルスがソロのときはピアノを弾いてないようだ。ミルト・ジャクソンがソロのときには弾いてるんだけどね。さておき、この作品ですごいなあと思ったのはミルト・ジャクソン。ヴィブラフォンっていったら鉄琴みたいなやつでしょ? 鉄琴ってこんなにも表情が出せる楽器なのかと。セロニアス・モンクの飄々としたソロも印象に残った。

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